TikTokコンサル ― クリエイター魂でアカウントを伸ばす! ―
そんな上野さんが語る、TikTokコンサルとは?
普段どういった業務を行っていますか?
SNSのPR案件などのディレクション、クリエイターさんのマネジメント・コンサル・スカウトなどを主に行っています。
それぞれの業務を簡単に教えてください。
クライアントとクリエイターさんの仲介に入り、PR案件をいただいてから納品するまでのサポートをするディレクション。
各SNSを見てスカウトをし、スカウト後にクリエイターさんと会社概要などを説明するための面談を行い、契約締結まで行うスカウト業務。
所属クリエイターさんに、SNS投稿についてのアドバイスやTikTokなどのショートムービープラットフォームのノウハウを一から教えるコンサル。
主にこの4つの業務を行います。
マネジメント業務はどのようなクリエイターを担当していますか。
主にセントラルクリエイターを担当しています。担当しているクリエイター総数は約110名ほどとなります。
※TORIHADA/PPP STUDIOではマイクロインフルエンサーのことを、「セントラルクリエイター」と呼んでいます。これからの一億総クリエイター時代、中心になっていくのは人口比として大きな割合を占める消費者に近いクリエイターだ、という思いから敬意を持って呼んでいます。
スカウトに関して気を付けていること、基準などはありますか?
一定のフォロワー数がいるかなどではなく、主に将来性を見ています。とあるクリエイターさんは所属前は10万フォロワーでしたが、所属後コンサルの成果もあってか急速にフォロワー数が増え、30万フォロワーを超えたという事例もあります。
面談をしていて、自分のアカウントを伸ばしたいと思っている人がいれば、コンサルを行う甲斐があると思います。また、1つのジャンルに偏るのではなく、いろいろなジャンルのクリエイターが事務所に所属してくれるようにスカウトを行っています。
ご自身もインフルエンサー活動を行っていると伺いました。インフルエンサーになろうと思ったきっかけなどはありますか。
サロンモデルのお仕事の声がかかったことがきっかけですね。大学生の時にカットモデルをしていて、カットモデルを何回か経験するうちに、サロンモデルの声がかかり、本格的にインフルエンサーを目指してみようと思いました。アカウントが伸びずに心が折れた時もありました。
伸び悩んでいた時期はどのように乗り越えましたか?
一時期、自分の写真しか載せない時がありました。最初は伸びていたのにだんだん伸びなくなってきて、最初は落ち込みました。落ち込みながらも伸びなくなった原因をひたすら追及しましたね。
原因は何でしたか?
自分が”したい”投稿をしていたのが原因だと思いました。自分のしたい投稿ではなく、フォロワーさんの意見を聞いて、フォロワーさんがなにを”見たい”のかを意識して投稿していくようになったことで乗り越えられました。
例えばどのような投稿ですか?
カフェの写真をただ挙げるのではなく、どこにあるのか、何が美味しかったかなどを伝えたりとか、自分の写真をただ挙げるのではなく、ヘアスタイリングのやり方、セットする時に使用しているものなど、フォロワーさんが知りたい情報を発信していくように改善しました。
その他にも、写真の統一感なども意識して投稿しています。
自身がインフルエンサーとして活躍していることで、仕事で生かされる場面はありますか?
自分がクリエイターなので、クリエイターさんのことを誰よりも理解できると思っています。なのでクリエイターさんの気持ちになってディレクションできるのではないかと思います。フォロワーを伸ばしたいと思うクリエイターさんがいたら、その人にあった伸ばし方を考えたりと、クリエイターさんの方向性を崩さないような提案をしています。
クリエイターはやりたいことをやらないと続かないと思うので、会社としての目標の達成は前提において、その上でクリエイターの気持ちになって提案などをしています。
また、コンサルをただするのではなく、自主的にやる気を出してくれるようにコンサルを行います。スカウト時の面談でも自主的にやる気があるのかなども見てますね。
コンサルをする際に意識していることはありますか?
自分がクリエイターを辞めないことですね。自分がクリエイターをやっていることが強みでもあるので、辞めてしまったら自分の強みがなくなってしまうので、この仕事をする上でクリエイターやり続けると決めています。
クリエイターに寄り添ったコンサルをするために日々意識されていることはありますか?
ひたすらTikTokを見ることですね。あとはTikTokだけではなく、中国のアプリ”ドーイン”を見て、トレンドの先取りができるようにしています。
実際にドーインの動画を活かしたような投稿をしたクリエイターさんは、平均10万再生だったのが、一気に90万再生になったりしましたね。
※ドーインとは…中国版のTikTokです。
その他にもコンサル後に伸びたようなクリエイターさんはいらっしゃいますか?
はい。他にも平均15万再生だったクリエイターさんに、ちょっとしたアドバイスをしたことで、100万再生まで伸びたクリエイターさんもいましたね。
フォロワーが増えたクリエイターさんはPPPでの活動の仕方はどのように変わってきますか?
フォロワーが増えたことによって、案件が来なかったクリエイターさんの案件の提案が増えたり、仕事の幅が各段に広がりますね。
案件がくるクリエイターの特徴などはありますか?
喋れるクリエイターさんが案件が来ますね。案件が少ないクリエイターさんは、案件が来るようにコンサルを行うので、それもコンサルの楽しみの一つです。
今後どのようなクリエイターがTikTokで活躍できると思いますか?
フォロワーを増やすことを活躍とするのならば、自分のアカウントにしっかり向き合い、投稿をし続けることです。また、事務所をたくさん頼っていける人というもの重要だと思います。
TikTokで伸びる人の特性は何かありますか?
前提はしっかりと個性がある人だと思います。例えば英語が喋れるだったり、ガジェット系の紹介が上手だったりですかね。TikTokはただ単にかわいいだけでは動画は伸びません。かわいい×個性が重要になってきます。
とはいえ、個性がないから自分は無理だとは決して思わないでください。個性を見つけるのもコンサルの仕事であると思うので、一緒に頑張っていけるクリエイターさんがいればPPP STUDIOに所属してほしいですね。